Google Nest エネルギー / セーフティ / セキュリティ製品は、家庭での使用を想定して設計されています。ただし、一部の例外を除いて、通常は小規模なオフィスや店舗でも使用できます。小規模ビジネスで Google Nest サーモスタットや Google Nest カメラなどの Google Nest 製品を設置する場合は、商業用不動産に適用されるすべての法律および地域の建築基準法や安全規定を必ず完全に遵守するようにしてください。
注: Google Workspace アカウントで Nest アプリにログインすることはできません。特権管理者がウェブとアプリのアクティビティを有効にしている場合は、Google Workspace アカウントを Google Home アプリにリンクできますが、アプリの一部の機能は利用できません。可能であれば、個人の Google アカウントを作成して、Google Nest 製品を追加したアプリにログインすることをおすすめします。
Google Nest サーモスタットをビジネスで使用する
Google Nest サーモスタットは、対応する暖房システムや冷房システムを備えたオフィスや店舗でシームレスに動作するようセットアップできます。オフィスや店舗に Google Nest サーモスタットを設置できるかどうかを判断するにあたっては、互換性ツールをご利用ください。
Google Nest サーモスタットに備えられた以下のような機能により、エネルギーを節約しながら、オフィスや店舗の快適な温度環境を実現できます。
温度スケジュール
温度スケジュール機能により、サーモスタットは、適切な温度を適切なタイミングで自動的に維持します。
Google Nest サーモスタットの温度スケジュール機能
エコ温度
オフィスや店舗に人がいない場合、室内を快適な温度に保つ必要はありません。エコ温度機能を設定すると、このような時間帯のエネルギーを節約することができます。
アプリ経由の温度調節
Home アプリや Nest アプリを使用して、オフィスや店舗の温度をモニタリングできます。たとえば、外出中でもアプリを使用することで、オフィスや店舗の室内温度が適切かチェックし、必要に応じて温度を変更できます。
サーモスタット ロック
Google Nest サーモスタットの一部のモデルは、従業員や顧客が無制限に変更を行えないようロックすることができます。サーモスタットがロックされている場合、温度を調整して設定範囲外にしたり、サーモスタットの設定を変えたりするには、そのロックを解除するための PIN が必要になります。
サーモスタットをロックすると、温度の変更が指定の範囲内でしかできなくなるため、室内が暑くなりすぎたり寒くなりすぎたりすることがありません。それ以外の機能の変更はできませんが、サーモスタットは通常の温度スケジュールに従って正常に動作し、必要に応じて自動的にエコ温度に切り替わります。
注: この機能は、米国とカナダにおいて Google Nest Thermostat E および Google Nest Learning Thermostat でのみご利用になれます。
Google Nest のカメラやドアホンをビジネスで使用する
Google Nest のカメラとドアホンは、主に純粋な個人使用や家庭での使用を目的としたものですが、オフィスや店舗のモニタリングにも活用できます。
オフィスや店舗の様子をマネージャーやパートナーなどの従業員もチェックできるよう、動画ストリームへのアクセス権を共有することも可能です。
また、在宅確認を設定すると、オフィスや店舗に着いたときや、オフィス内や店舗内に誰もいなくなったときに、カメラのオンとオフを切り替えられます。Nest アプリを使って操作するカメラでは、カメラ スケジュールを設定することもできます。
カメラの利用目的や、オフィスや店舗の所在地によっては、カメラを使っていることを顧客や従業員に知らせる通知を表示したり、該当する地方自治体にカメラの使用を申告して許可を得たりすることが必要になる場合もあります。詳しくは、Google Nest カメラの安全とプライバシーに関するガイドライン、および Google Nest 製品を使用する際に他人のプライバシーを尊重するためのヒントをご覧ください。
なお、カメラの使用に際しては、該当地域の規制を遵守していることを必ずご確認ください。
オフィスや店舗の所在する国のデータ保護とプライバシーに関する法律に基づいて、ユーザー自身と、該当のオフィスや店舗における Google Nest Cam や Google Nest Doorbell の利用に対し、さらに特定の責任が課されることがあります。
Google Nest Protect をビジネスで使用する
Google Nest Protect をオフィスや店舗に設置して使用する際は、地域の建築基準法や火災安全規定を完全に遵守する必要があります。ただし、Google Nest Protect は住宅環境内で煙や一酸化炭素を検知するよう設計されているため、ビジネス向けとしては限界があります。
特別な火災検知システムや警報システムが必須である倉庫や、産業施設、商業ビル、居住以外の特殊用途向け建築の場合、包括的な火災検知システムの代わりとして、Google Nest Protect を単独で使用することはできません。ただし、そのような施設などでも、該当する地域の建築基準法によっては、Google Nest Protect を追加の防災機器として使用できる場合があります。
Google Nest × Yale ロックをビジネスで使用する
Google Nest × Yale ロックは、一般的な家庭用デッドボルト ロックの代わりに使用できます。現在のロックを取り外す前に、ドアが Google Nest × Yale ロックを取り付け可能なものかどうかをご確認ください。
重要: ロックへのフルアクセス権があると、アプリを使ったドアのロックやロック解除、ユーザーやパスコードの追加、アプリからのロックの削除ができます。そのため、フルアクセス権を付与するのは、信頼できるユーザーのみとしてください。