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架空のオペラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
架空のオペラ
沢田研二スタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
レーベル 東芝EMI/イーストワールド(LPCD
アポロン(音楽テープ)
プロデュース 沢田研二
大輪茂男
チャート最高順位
沢田研二 アルバム 年表
NON POLICY
(1984年)
架空のオペラ
(1985年)
CO-CóLO 1 〜夜のみだらな鳥達〜
(1986年)
『架空のオペラ』収録のシングル
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架空のオペラ』(かくうのオペラ)は、日本歌手である沢田研二の22作目となるオリジナル・アルバム。

1985年9月21日東芝EMI/イーストワールドよりリリースされた。

解説[編集]

この年、沢田はザ・タイガース時代から所属していた渡辺プロダクションから独立し、個人事務所「株式会社ココロ」を設立した。同時にレコード会社もポリドール(現ユニバーサルミュージック)から東芝EMIに移籍し、本作はその移籍第一弾となる。

この時期の沢田は事務所独立でマスコミを賑わせている一方、セールス的には徐々に下降線を辿りだしている。本作がオリコンアルバムチャートで最後のTOP10入りとなった。

なお、先行シングルとして東芝EMIからのリリース第1弾作品となった「灰とダイヤモンド」の作詞・作曲者である李花幻は、「良い加減」をもじった沢田のペンネームであると言われているが、当時のプロデューサーであった大輪茂男はその説を否定している(「灰とダイヤモンド」の曲自体は沢田が作ったものだと言っている)[1][出典無効]。一説には、同曲の詞があまりにも当時の沢田の真情をリアルに描いているため、あえて沢田本人のみならずファンにも作品から距離を置かせるために用いたという。

収録曲[編集]

  1. 作詞:松本一起/作曲:大野克夫
  2. はるかに遠い夢
    作詞:阿久悠/作曲:大野克夫
  3. 灰とダイヤモンド
    作詞・作曲/李花幻
  4. 君が泣くのを見た
    作詞:松本一起/作曲:大野克夫
  5. 吟遊詩人
    作詞:阿久悠/作曲:大野克夫
  6. 砂漠のバレリーナ
    作詞:松本一起/作曲:大野克夫
  7. 影 - ルーマニアン・ナイト
    作詞:李花幻/作曲:大野克夫
  8. 私生活のない女
    作詞:高橋研/作曲:大野克夫
  9. 絹の部屋
    作詞:及川恒平/作曲:大野克夫

脚注[編集]

  1. ^ J-POPタイムカプセル あの日からあの日へ 2016年1月3日放送分。ゲストの大輪茂男のトークより。