ジェームズ・ジョセフ・バルジャー
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ジェームズ・ジョセフ・バルジャー(英語:James Joseph Bulger, 1929年9月3日 - )は、1970年代から1990年代にかけて活動したアメリカ合衆国ボストンの元裏社会首領で、元マサチューセッツ州上院議長ウィリアム・バルジャーの兄である[1]。
経歴
1929年9月3日、アイルランド系アメリカ人の両親の間にボストンのローチェスターで生まれる。1950年代にハウィー・ウィンター、ジェームズ・マクリーンらと共にウィンターヒル・ギャングを結成し、同じくアイルランド系のチャールズタウン・モブ、マフィアのパトリアルカ一家などと熾烈な抗争を繰り広げた。
1975年、連邦捜査局の情報提供者となり、パトリアルカ一家に関する情報を提供していたが、情報提供者だった立場を悪用して、次々に犯罪を実行した。1995年に一旦逮捕されたが逃走し、以降16年間、妻と共に逃亡生活を続けた。1999年にはFBI10大最重要指名手配に選定され、バルジャーの逮捕に繋がる情報に200万ドルの懸賞金が懸けられた。2011年6月、カリフォルニア州サンタモニカのアパートで逮捕された。2013年8月、恐喝・マネーロンダリング・麻薬取引などの犯罪と19件の殺人で起訴された。[2]。同年11月14日、終身刑二回と懲役5年の判決を受け[3]、2016年現在も収監中である。
バルジャーの半生は2015年のアメリカ映画『ブラック・スキャンダル』で映像化され、ジョニー・デップがバルジャーを演じている。