シイラは、Mac OS X のための、Web Kit を用いた Cocoa で 組まれたウェブブラウザだ。 Web Kit を使って、自分好みの、Safari より使いやすいブラウザを目指すのが、シイラプロジェクトだ。もちろん、ソースコードは公開する!
December 6, 2006
シイラ2.0b2リリース
シイラ2.0b2を公開。前回のバージョンの未実装項目を実装した り、バグフィックスをしたり。作っているうちに仕様がどんどん大きく なって、なかなか開発が完了しないけど、少しずつ作っていきます。
August 6, 2006
シイラ2.0b1登場
シイラの新バージョンへの布石になる、シイラ2.0b1を公開。始めに断っておくけど、これはベータバージョンで、不安定だし多くの機能が未実装だ。試してみる方は、そこのところに注意して欲しい。
シイラは、2.0という新しいバージョンで、ユーザインタフェースの一新を行う事にした。1.x系のインタフェースデザインを拡張する事に、限界を感じたからだ。既存のブラウザの先入観を捨てて、「いまこの時点における、Mac OS Xにふさわしいブラウザのインタフェースとは何か?」ということを、議論してきたんだ。
たくさんのプロトタイプを作った。いろんなユーザインタフェースを、試しては捨てた。多くの機能を導入する事と、シンプルで直感的なユーザインタフェースを提供するという、背反することの両立を目指した。その結果、大きな変革が起きた。だが、シイラらしさは変わっていないと思う。
まだ未完成ながら、ベータバージョンを公開するのは、2.0のデザインを紹介するため。大枠は、ほぼ固まった。これからは、細部の未実装部分を詰めていき、正式バージョンのリリースを目指す。
2.0の対応OSは、Mac OS X 10.4以降になる。これは、シイラの目的の1つが、Mac OS Xの最新機能を活用する事にあるため。Core Dataアプリケーションになったぜ。ただ、バグフィックスを中心とした、現行の1.2系の後継は出す予定だ。こちらは、10.3以降の対応になる。
March 14, 2006
1.2.2リリース
シイラ1.2.1からのマイナーアップデート。致命的な問題の解決と、いくつかの機能追加が行われている。
一番致命的だったのは、Security Update 2006-002をインストールすると、起動しなくなる問題。どうも、WebHistory周りで何らかの変更があったらしい。これを修正。
機能追加は、主なものとしては、次のようなものがあるかな。
- 「ページの場所をメールで送信」「ページの内容をメールで送信」メニューを追加
- 「ブックマークの書き出し」メニューを追加
その他にも、細かい修正がいろいろあって、使いやすさはかなり改善されていると思う。
1.2.1リリース
シイラ1.2.1のリリースだ。このリリースは、Universal Binary化がメインだ。とうとう登場したIntel Macで、ネイティブ速度で実行できる。速いよ!もちろん、PowerPCマシンでも動作するし、10.3.9をサポートしているのも今まで通りだ。
機能面での大きな変更としては、ユーザ名とパスワードの自動入力に対応した。Webフォームでパスワードを入力すると、そのユーザ名とパスワードを記憶しておき、次回ページを表示した時に自動的に入力してくれる。パスワードはKeychainに保存されているので、キーチェーンユーティリティを使って、一括管理できる。
1.2.1の新機能と変更点
- Universal Binaryに対応
- ユーザ名とパスワードの自動入力を実装
- その他バグフィックス
1.2.xの新機能については、スクリーンショットのページで説明している。
シイラとは
シイラは、Mac OS X のための、Web Kit を用いた Cocoa で組まれた Web ブラウザだ。Web Kit というのは、Apple が提供している HTML レンダリングエンジンで、Safari もこれを使っている。だから、Safari と全く同じ表示ができるんだね。Omni Web も、Web Kit を利用している。
この Web Kit を使って、Web ブラウザを作ってみるのが、シイラプロジェクトだ。ソースコードを公開して開発を進めるので、これから Web Kit を使う人の助けになれば、幸い。また、プロジェクトに協力してくれる人は、常に募集中だ。
シイラプロジェクトの目的
シイラに、Safari 以上の完成度と安定性を持たせ、Firefox をしのぐ機能を実装し、Mac OS Xとの親和性を強調して、シェアの拡大を目指します。Web ブラウザという、毎日使うツールを見つめ直して、インターネットとのつながり方を変えていきます
シイラプロジェクトスタッフ
プログラミング
- mkino
デザイン
- Kei Sasaki
(from Nitram+Nunca)
デバッグ
- 光岡
- taka-iriyama
- K. Mitsuki
- shachi
ということで、スタッフともどもよろしくお願いします。
ソフトウェアライセンス
シイラはフリーウェアです。
アプリケーションに含まれる全てのリソース(アイコン、ボタン、その他のGUI画像)の著作権はシイラプロジェクトが所有しています。
ソースコードのライセンス
修正 BSD ライセンスです。詳しくは、ソースコードのヘッダ部分を参照してください。再配布、雑誌の掲載などに、事前の連絡は必要ありません。それ以外のお問い合わせは、[email protected] まで。
シイラ 2.0b2 ソースコード
(2006/12/6公開)
シイラ 1.2.2 ソースコード
(2006/3/14公開)
- © 2004-2006 Shiira Project.
- Nitram+Nunca