最終更新日: 2024 年 2 月 26 日
Google アナリティクス 4 は、ユニバーサル アナリティクスに代わる次世代の測定ソリューションです。2023 年 7 月 1 日をもって、標準のユニバーサル アナリティクス プロパティにおける新しいデータの処理は停止されました。また、2024 年 7 月 1 日より、すべてのお客様がユニバーサル アナリティクスのインターフェースと API にアクセスできなくなります。ウェブサイトの測定を続けるには、Google アナリティクス 4 プロパティが必要です。移行がお済みでない場合は、Google アナリティクス 4 に移行してください。
移行のタイムライン
ここまでの流れ
- 2023 年 3 月以降: 有効な標準のユニバーサル アナリティクス プロパティを新しい Google アナリティクス 4 プロパティに手動で移行しておらず、かつプロパティの自動作成を無効にしていない場合は、Google アナリティクス 4 プロパティが自動的に作成されています。自動作成された Google アナリティクス 4 プロパティでは、可能な限り既存のサイトタグが再利用されます。詳細
- 2023 年 7 月 1 日以降: ユニバーサル アナリティクス プロパティ(360 プロパティも含むアカウントの標準プロパティも対象)で、ヒットの処理が停止されました。一部のプロパティでは 7 月 1 日以降もデータの処理が短期間継続されていましたが、これはユニバーサル アナリティクスの廃止が段階的に行われていたためです。2024 年 7 月 1 日までは、ユニバーサル アナリティクス プロパティで以前処理されたデータにアクセスできます。
現在ユニバーサル アナリティクス 360 の契約を結んでいる場合は、タイムラインが異なります。後述の、Google アナリティクス 360 をご利用の場合をご覧ください。
今後の流れ
2024 年 7 月 1 日の週以降: すべてのユニバーサル アナリティクス プロパティおよび API(読み取り専用権限の場合も含む)にアクセスできなくなり、すべてのデータが削除されます。標準のプロパティの廃止には数週間を要しましたが、ユニバーサル アナリティクス全体の廃止は 1 週間以内にすべて完了します。Google は、お客様のデータが重要であることを認識しております。つきましてはこの日までに、以前に処理されたデータをエクスポートすることをおすすめします。
Google アナリティクス 360 をご利用の場合
- 2024 年 1 月 1 日以降: 以前にお知らせしましたとおり、Google アナリティクス 4 への移行は、絶え間なく変化し続けているテクノロジーと規制のエコシステムに対応するために必要なものです。Google ではこうした技術面および規制面での要求を満たすよう、Google アナリティクス 4 の開発に重点を置いてリソースを分配しています。そのため、ユニバーサル アナリティクス 360 のすべての機能がこれまでどおりに動作し続けることは保証できません。
- 2024 年 1 月 29 日: リソースを Google アナリティクス 4 に移動するにあたり、ユニバーサル アナリティクスの以下の機能はサポート終了となります。対応する Google アナリティクス 4 の広告機能と測定機能については、このページの機能比較表をご覧ください。
- 広告向け機能:
- リアルタイム レポート
- 測定機能:
- ライフタイム バリュー レポート
- モデル エクスプローラ
- コホート分析
- iTunes コンバージョン トラッキング
- コンバージョン見込みレポート
- GDN インプレッション(ベータ版)
- 広告向け機能:
- 2024 年 3 月上旬: リソースを Google アナリティクス 4 に移動するにあたり、ユニバーサル アナリティクスの以下の機能はサポート終了となります。Google アナリティクス 4 は、将来を見据えて進化できるように設計されており、プライバシーを重視して構築されています。対応する Google アナリティクス 4 の広告機能と測定機能については、このページの機能比較表をご覧ください。
- 広告向け機能:
- 欧州経済領域(EEA)のトラフィックに対するサポート終了: これらの機能は、EEA 外のトラフィックに対しては引き続き使用できます。
- リマーケティング、コンバージョンのエクスポート、入札単価の最適化
- リンクされた Google 広告サービス(Google 広告、検索広告 360、ディスプレイ&ビデオ 360、キャンペーン マネージャー 360、Google AdSense、Google アド マネージャー)から提供されたデータの BigQuery Export(日次)
- 広告クリック識別子(GCLID や DCLID など)が削除されると、Google 広告、パブリッシャー、GMP Media の統合によって発生した広告クリックの、コンバージョンに対するアトリビューションに影響することがあります。URL に UTM パラメータが含まれていない限り、direct/none または google/organic traffic が増加する可能性があります。
- すべてのトラフィックに対するサポート終了: これらの機能は EEA 内と EEA 外のいずれでも使用できなくなります。
- ユーザー属性とインタレストに関するレポート
- パブリッシャー様向けレポート
- 通話解析
- イベントと Salesforce データのインポート
- リアルタイムの BigQuery Export
- 欧州経済領域(EEA)のトラフィックに対するサポート終了: これらの機能は、EEA 外のトラフィックに対しては引き続き使用できます。
- 測定機能:
- すべてのトラフィックに対するサポート終了: これらの機能は EEA 内と EEA 外のいずれでも使用できなくなります。
- ユニバーサル アナリティクス プロパティの作成
- UA SDK または Measurement Protocol 経由でデータを受け取る、ユニバーサル アナリティクスのアプリビュー。
- 非サンプリング レポート。セッション数が 100 万件を超えるクエリは、すべてサンプリングの対象となります。
- カスタム表
- アノテーション
- すべてのトラフィックに対するサポート終了: これらの機能は EEA 内と EEA 外のいずれでも使用できなくなります。
- 広告向け機能:
- 2024 年 3 月: ユニバーサル アナリティクス 360 をご利用の場合は、2024 年 3 月末までに Google アナリティクス 4 に切り替えて、過去のデータのエクスポートを完了することをおすすめします。これにより、Google アナリティクス 4 へのスムーズな移行が可能になり、3 か月ほどデータと設定を検証できるようになります。3 月末までに完了していただきたい作業は次のとおりです。
- ユニバーサル アナリティクス プロパティの Google 広告リンクを Google アナリティクス 4 プロパティに移行し、Google 広告アカウントで次のどちらかまたは両方を実施します。
- Google アナリティクス 4 のコンバージョンをインポートして、対応するユニバーサル アナリティクスのコンバージョンではなく、インポートしたコンバージョンを重視した入札に切り替えます。
- Google アナリティクス 4 のオーディエンスをキャンペーンまたは広告グループに追加します(リマーケティング用)。
- 後述のソリューションを 1 つ以上使用して、過去のデータをエクスポートします。
- ユニバーサル アナリティクス プロパティの Google 広告リンクを Google アナリティクス 4 プロパティに移行し、Google 広告アカウントで次のどちらかまたは両方を実施します。
- 2024 年 7 月 1 日の週以降: すべてのユニバーサル アナリティクス プロパティおよび API(読み取り専用権限の場合も含む)にアクセスできなくなり、すべてのデータが削除されます。標準のプロパティの廃止には数週間を要しましたが、ユニバーサル アナリティクス全体の廃止は 1 週間以内にすべて完了します。Google は、お客様のデータが重要であることを認識しております。つきましてはこの日までに、以前に処理されたデータをエクスポートすることをおすすめします。
サポートが終了したユニバーサル アナリティクスの機能と、対応する Google アナリティクス 4 の機能
次の 2 つの表は、2024 年 1 月 29 日と 2024 年 3 月上旬にサポートが終了するユニバーサル アナリティクスの機能の詳細を示しています。
次の表は、2024 年 1 月 29 日にサポートが終了する UA 機能のユースケースに対応する GA4 の機能を示しています。
ユースケース | トラフィックの位置 | サポートが終了する UA 機能 | 対応する GA4 の機能 |
---|---|---|---|
広告向けの機能 | EEA 内外のすべてのトラフィック | リアルタイム レポート | GA4 リアルタイム レポート |
測定機能 | EEA 内外のすべてのトラフィック | ライフタイム バリュー レポート | [GA4] ユーザーのライフタイム データ探索 |
モデル エクスプローラ | |||
コホート分析 | [GA4] コホートデータ探索 | ||
iTunes コンバージョン トラッキング | [GA4] アプリ コンバージョン トラッキング | ||
コンバージョン見込みレポート | [GA4] 予測指標 | ||
GDN インプレッション(ベータ版) | アトリビューション レポート |
次の表は、2024 年 3 月上旬にサポートが終了する UA 機能のユースケースに対応する GA4 の機能を示しています。
ユースケース | トラフィックの位置 | サポートが終了する UA 機能 | 対応する GA4 の機能 |
---|---|---|---|
広告向けの機能 | 欧州経済領域(EEA)のトラフィック | ||
リンクされた Google 広告サービスから提供されたデータの BigQuery Export(日次) | [GA4] BigQuery Export スキーマ | ||
EEA 内外のすべてのトラフィック | ユーザー属性とインタレスト カテゴリに関するレポート | [GA4] ユーザー属性の詳細レポート | |
パブリッシャー様向けレポート | GA4 における Google アド マネージャー データ | ||
通話解析 | GA4 Measurement Protocol | ||
イベントと Salesforce データのインポート | GA4 データのインポート | ||
リアルタイムの BigQuery Export | [GA4] BigQuery Export | ||
測定機能 | EEA 内外のすべてのトラフィック | ユニバーサル アナリティクス プロパティの作成 | Google アナリティクス 4 プロパティを作成する |
App SDK | GA4 SDK | ||
非サンプリング レポート | [GA4] 非サンプリング データ探索 | ||
カスタム表 | [GA4] カスタム レポート | ||
アノテーション | 今後の機能拡張 |
360 をご利用のお客様向けのヒントとリソース
- 移行ツール
- 入札の移行
- ライブ トレーニング、およびエキスパートによるサポート:
- Google マーケティング プラットフォームで学ぶ(英語)(アメリカのタイムゾーン向け)
- Google マーケティング プラットフォーム アカデミー(英語)(ヨーロッパのタイムゾーン向け)
- その他のサポートについては、Google サポート担当者またはアナリティクス パートナーにお問い合わせください。
よくある質問
すべて開く すべて閉じる ユニバーサル アナリティクス プロパティはいつから利用できなくなりますか?2024 年 7 月 1 日より、すべてのユーザー(360 プロパティにアクセスしているユーザーを含む)は、ユニバーサル アナリティクスのユーザー インターフェースと API にアクセスできなくなります。
ユニバーサル アナリティクス プロパティからデータをエクスポートする方法は次のとおりです。
- 次の形式でレポートを個別にエクスポートする
- CSV
- TSV
- TSV(Excel 用)
- Excel(XLSX)
- Google スプレッドシート
- Google Analytics Reporting API を使用して Cloud Storage にデータをエクスポートし、Looker Studio に接続する。詳しくは、利用可能なディメンションと指標、API、API の割り当てに関する記事をご覧ください。
- アナリティクス向け Google スプレッドシート アドオンをインストールし、こちらの手順に沿ってデータをアーカイブする
- BigQuery にエクスポートする(Google アナリティクス 360 をご利用の場合)
ユニバーサル アナリティクス プロパティが Google 広告アカウントにリンクされている場合を除き、Google 広告アカウントへの影響はありません。ただし、ユニバーサル アナリティクス プロパティと Google 広告アカウントをリンクしている場合、2023 年 7 月 1 日以降はユニバーサル アナリティクスのデータが Google 広告に転送されなくなりました(アナリティクス 360 のプロパティの場合は 2024 年 7 月 1 日以降に転送されなくなります)。次のような場合は、Google 広告の広告キャンペーンに影響が及ぶ可能性があります。
- ユニバーサル アナリティクスから目標または e コマース トランザクションをインポートして入札を行っている
- キャンペーンや広告グループでユニバーサル アナリティクスのオーディエンスを使用している
- ユニバーサル アナリティクスからサイトの指標をインポートしている
ユニバーサル アナリティクス プロパティの Google 広告リンクを Google アナリティクス 4 プロパティに移行することをおすすめします。次に、該当する場合は、Google アナリティクス 4 のコンバージョンをインポートする(入札用)か、Google アナリティクス 4 のオーディエンスをキャンペーンまたは広告グループに追加します(リマーケティング用)。両方該当する場合はいずれも行います。
詳しくは、Google 広告ヘルプセンターをご覧ください。
はい。ただしおすすめはしません。GA4 プロパティにデータを送信するためにユニバーサル アナリティクスのタグを再利用していた場合、ユニバーサル アナリティクス プロパティを削除すると、GA4 プロパティへのデータフローが停止することがあるため、新しい Google タグを設定する必要があります。Google タグの詳細
削除するのは、GA4 プロパティまたはその他の設定したリンク先にデータを転送する必要がないことが確実な場合のみにしてください。