キャリアについてチームとマネージャーが話し合いやすくするため、Google では GROW モデル(Graham Alexander、Alan Fine、Sir John Whitmore が開発したコーチング モデル)を採用しています。
Goal: 目標の明確化。チームメンバーがキャリア形成の先に見据えているものを特定します。
- 「1 年後、5 年後、10 年後の自分はどうなっていると思いますか?」
- 「収入や現在のスキルの制約がないとしたら、どのような仕事に就きたいと思いますか?」
- 「興味、価値を置くもの、原動力となっているものは何ですか?」
Reality: 現状の把握。チームメンバーの現在の役割とスキルを理解します。
「現在の業務で最もやりがいを感じること、あるいは、ストレスを感じることは何ですか?」
「現在の業務はやりがいがありますか?能力を伸ばせていますか?どうしたらさらにやりがいを感じられますか?やりがいのない業務は何ですか?」
「自分の長所と短所について、他の人からどんな指摘を受けたことがありますか?」
Option: 選択肢の検討。目標と現状のギャップを埋めるための方法を複数考えます。
- 「以前話し合った目標達成のためのスキルを磨くのに、今できることは何ですか?」
- 「自分を伸ばすために、どのような仕事やプロジェクトに挑戦したいですか?また、どのような経験をしたいですか?」
- 「選択肢として、どのようなネットワークやメンターシップがありますか?」
Will: 意思の確認。現状から目標に向かうための実現可能なステップを特定します。
- 「何を、いつまでに行いますか?」
- 「役に立つリソースは何ですか?目標達成のために役立つスキルは何ですか?」
- 「どのような支援が必要ですか?自身のキャリア形成について、マネージャーやリーダーからどのようなサポートを受けたいと考えますか?」