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「新カトリック大事典」の版間の差分

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『'''新カトリック大事典'''』(しんカトリックだいじてん)は、[[研究社]]が出版している大事典である。[[カトリック]]についてはもとより[[キリスト教]]全般、さらには関連する諸分野など広範な事項を扱う。1996年に第1巻が刊行され、2009年に最終巻第4巻が刊行された<ref>[http://books.kenkyusha.co.jp/cgi-bin/search_normal.cgi?keyword=%90V%83J%83g%83%8A%83b%83N%91%E5%8E%96%93T 新カトリック大事典] 研究社</ref>。B5変型判、全4巻、各巻1300頁から約1600頁、総項目数は1万5千、専門家900名が<ref name=kks>[http://books.kenkyusha.co.jp/book/978-4-7674-9011-3.html 新カトリック大事典1] 研究社</ref>すべて署名入りで執筆している。キリスト教を中心にした百科事典ともいうべき内容をもつ<ref>参照:[[高柳俊一]]「まえがき」『新カトリック大事典』第1巻。</ref>。巻頭に[[ヨハネ・パウロ2世]]が自筆の「教皇メッセージ」を寄せている<ref>[[ヨハネ・パウロ2世]]「教皇メッセージ」(「1994年3月23日 [[ヴァティカン]]において」)『新カトリック大事典』第1巻、研究社、巻頭。</ref>
『'''新カトリック大事典'''』(しんカトリックだいじてん)は、[[研究社]]が出版している大事典である。[[カトリック]]についてはもとより[[キリスト教]]全般、さらには関連する諸分野など広範な事項を扱う。


[[1996年]]に第1巻が刊行され、[[1998年]]に第2巻、[[2002年]]に第3巻、[[2009年]]に最終巻である第4巻が刊行された<ref>[http://books.kenkyusha.co.jp/cgi-bin/search_normal.cgi?keyword=%90V%83J%83g%83%8A%83b%83N%91%E5%8E%96%93T 新カトリック大事典] 研究社</ref>。
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総項目1万5千を専門家900名が<ref name=kks>[http://books.kenkyusha.co.jp/book/978-4-7674-9011-3.html 新カトリック大事典1] 研究社</ref>すべて署名入りで執筆している。キリスト教を中心にした百科事典ともいうべき内容をもつ<ref>参照:[[高柳俊一]]「まえがき」『新カトリック大事典』第1巻。</ref>。

巻頭に[[ヨハネ・パウロ2世]]が自筆の「教皇メッセージ」を寄せている<ref>[[ヨハネ・パウロ2世]]「教皇メッセージ」(「1994年3月23日 [[ヴァティカン]]において」)『新カトリック大事典』第1巻、研究社、巻頭。</ref>。

[[2010年]]には別巻が出版された。別巻は435頁で、人名・地域名を中心とした各項目の補遺、および一覧表や年表などの資料集からなる。

== 編纂 ==
[[1977年]]11月に準備委員会が初会合を開き、[[1979年]]に正式発足した新カトリック大事典編纂委員会が編纂にあたった。編纂委員会の委員長は、{{仮リンク|ペトロ・ネメシェギ|hu|Nemeshegyi Péter}}が1979年から[[1991年]]まで務め、その後[[高柳俊一]]が引き継<ref name=pf>高柳俊一「まえがき」『新カトリック大事典』第1巻。</ref>、2010年に全4巻および別巻1巻を完成させた

== 電子化 ==
高柳は編纂委員会の委員長として、大事典完結と相前後して開始された電子化にもあたり、[[2016年]]に『新カトリック大事典』電子版を刊行した{{refnest|「『新カトリック大事典』電子版刊行にあたって…2016年10月 学校法人 [[上智学院]] 『新カトリック大事典』 編纂委員会 委員長 高柳俊一」<ref name=kod />}}。

電子版は研究社が運営するインターネット上の有料辞書サービスサイト [[KOD]] で利用できる<ref name=kod>[https://kod.kenkyusha.co.jp/service/ KOD] 研究社</ref><ref>[http://www.christiantoday.co.jp/articles/22492/20161104/nova-encyclopedia-catholica.htm 『新カトリック大事典』がオンラインで利用可能に 日本のキリスト教事典類で初] CHRISTIAN TODAY (2016年11月4日).</ref>。


== 脚注 ==
== 脚注 ==

2017年11月29日 (水) 17:23時点における版

新カトリック大事典』(しんカトリックだいじてん)は、研究社が出版している大事典である。カトリックについてはもとよりキリスト教全般、さらには関連する諸分野など広範な事項を扱う。

1996年に第1巻が刊行され、1998年に第2巻、2002年に第3巻、2009年に最終巻である第4巻が刊行された[1]

判型はB5変型判で、第1巻と第2巻は各1300頁。第3巻は1664頁。第4巻は1550頁で別冊として438頁の総索引を付す。

総項目1万5千を専門家900名が[2]すべて署名入りで執筆している。キリスト教を中心にした百科事典ともいうべき内容をもつ[3]

巻頭にヨハネ・パウロ2世が自筆の「教皇メッセージ」を寄せている[4]

2010年には別巻が出版された。別巻は435頁で、人名・地域名を中心とした各項目の補遺、および一覧表や年表などの資料集からなる。

編纂

1977年11月に準備委員会が初会合を開き、1979年に正式発足した新カトリック大事典編纂委員会が編纂にあたった。編纂委員会の委員長は、ペトロ・ネメシェギハンガリー語版が1979年から1991年まで務め、その後高柳俊一が引き継ぎ[5]、2010年に全4巻および別巻1巻を完成させた。

電子化

高柳は編纂委員会の委員長として、大事典完結と相前後して開始された電子化にもあたり、2016年に『新カトリック大事典』電子版を刊行した[7]

電子版は研究社が運営するインターネット上の有料辞書サービスサイト KOD で利用できる[6][8]

脚注

  1. ^ 新カトリック大事典 研究社
  2. ^ 新カトリック大事典1 研究社
  3. ^ 参照:高柳俊一「まえがき」『新カトリック大事典』第1巻。
  4. ^ ヨハネ・パウロ2世「教皇メッセージ」(「1994年3月23日 ヴァティカンにおいて」)『新カトリック大事典』第1巻、研究社、巻頭。
  5. ^ 高柳俊一「まえがき」『新カトリック大事典』第1巻。
  6. ^ a b KOD 研究社
  7. ^ 「『新カトリック大事典』電子版刊行にあたって…2016年10月 学校法人 上智学院 『新カトリック大事典』 編纂委員会 委員長 高柳俊一」[6]
  8. ^ 『新カトリック大事典』がオンラインで利用可能に 日本のキリスト教事典類で初 CHRISTIAN TODAY (2016年11月4日).

外部リンク