暴力描写を含むコンテンツ 

2024年5月

刺激の強いメディアは、適切なラベル付けを行うこと、目立つ場所に掲載しないこと、過度にグロテスクでないこと、強姦および性的暴行を描写していないことを条件に掲載することができますが、明示的に暴力の脅迫、煽動、賛美を行ったり、暴力の願望を表明したりすることは禁止されています。 

Xでは人々が自己を表現したり、いま起きている最新情報について伝えたり把握したり、世界規模の問題について議論したりすることができ、その会話の一環として、画像や動画が共有されることも珍しくありません。しかし、メッセージが暴力的な発言によって伝えられると、健全な会話が萎縮してしまいます。また、暴力描写を含むメディアが表示されるのを望まない参加者もいます。このことを踏まえ、Xユーザーの安全を確保し、暴力行為の常態化や賛美を防止するため、Xは暴力描写を含むコンテンツを削除したり、その拡散を抑制したりする場合があります。また、暴力描写を含むコンテンツを、プロフィール画像やバナー、自己紹介など、人目に触れる機会の多い場所で共有することも禁止されています。

暴力描写を含むコンテンツの定義

暴力描写を含むコンテンツとは、以下に定義される暴力的な発言または暴力描写を含むメディアを含むあらゆるコンテンツをいいます。 

暴力的な発言: 暴力や加害の脅迫、煽動、賛美を行うことや、その願望を表明するコンテンツ。

禁止されている行為  

Xでは、深刻度や現実世界での被害の可能性が高いと判断される暴力的な発言を禁止しています。こうしたコンテンツは削除の対象となり、続けて違反した場合、アカウントが読み取り専用モードになったり、永久凍結されたりする場合があります。具体的には、以下の意図を明確に表明することなどが挙げられます。

  • 強烈な身体的脅迫: 他者への身体的危害の脅迫。これには殺人、拷問、性的暴行、またはその他の方法で他者に危害を加えると脅迫することなどが該当します。また、民間住宅やシェルター、または日常活動、市民活動、宗教活動、事業活動に不可欠なインフラストラクチャの破壊の脅迫もこれに該当します。
  • 危害の願望: 危害を望んだり、願ったり、そうした願望を表現したりすること。これには他者が死亡したり、疾病に罹患したり、悲惨な出来事に遭遇したり、その他の身体的危害を被ったりすることへの願望などが該当します。
  • 暴力行為の煽動: 暴力行為や、何らかの危害を及ぼす行為を行うよう他者を煽動したり、促したり、仕向けたりすること。これには他者に自傷行為を促すことや、非人道的犯罪、戦争犯罪、または大虐殺など、残虐な犯罪行為を行うよう他者を煽動することなどが該当します。
  • 暴力の賛美: 危害が発生する暴力行為を美化したり、賛美したり、称賛したりすること。これには、他者が暴力行為の主体による身体的危害に遭遇したことについて、感謝を表明したり、褒めたたえたりすることなどが該当します。動物虐待や動物への残虐行為を美化することもこれに該当します。 

また、暴力的な発言をライブ放送、プロフィール、ヘッダー、自己紹介、リストバナー画像またはコミュニティのカバー画像など、X上の非常に目立つ場所で共有することも禁止されています。

 

リーチの制限 

Xは、危害の重大度と現実世界での被害の可能性に応じて適切な対応措置を取ります。そのため、Xは以下に該当すると判断した場合など、特定の場合において、Xでのリーチの制限により、違反コンテンツが表示される機会を抑制することがあります。

  • 危害が微小な場合や、危害を加える意図がない場合。

  • 文脈が自己防衛や軍事紛争の場合。 

  • 文脈が重大な危害の加害者に対する怒りや反発の場合。 

  • 対象が不明瞭な場合。

  • 暗号化された表現(「犬笛」と呼ばれることがよくあります)を用いて暴力の煽動をほのめかしている場合。

 

許可されているコンテンツ

Xは、何らかの措置を取る前に、会話の背景となっている文脈の微妙な独自性の評価と把握に努めており、以下に該当する場合など、明確な攻撃的または暴力的な文脈が存在しない場合には、暴力的な発言の表現を許可しています。

  • 友人間、またはビデオゲームやスポーツイベントに関する議論における、合意に基づく誇張された発言。 

  • ポリシーに違反する暴力や危害の煽動ではなく、意見の表明の文脈でなされた比喩、皮肉、または芸術的表現。

  • ポリシーに違反する暴力や危害の煽動ではなく、意見の表明の文脈でなされている書物や映画からの引用、音楽の歌詞または詩。

暴力描写を含むメディア: 強姦及び性的暴行を含む、刺激の強いコンテンツ、暴力描写を含むコンテンツ、過度にグロテスクなコンテンツを描写しているビジュアルコンテンツ。 

禁止されているコンテンツ  

Xでは、暴力描写を含むメディアについては、深刻度や現実世界での被害の可能性が高いと判断した場合、これを禁止しています。こうしたコンテンツは削除の対象となり、続けて違反した場合、アカウントが読み取り専用モードになったり、凍結されたりする場合があります。これには以下などが該当します。

  • 強姦及び性的暴行: 参加者の同意なく実行された性的行為など、強姦およびその他の形での性的暴行、合意のもとでの行為なのかは一見しただけでは不明な、私的な状況における性に絡む暴力など、実際の行為かそれを装ったものかは問わず、性的行為に関連する暴力を描写するメディア。
  • グロテスクなコンテンツ: 切断された人間、人間の焼死体、露出した内蔵や骨、動物を虐待または殺傷する行為など、人間または動物の死、暴力、深刻な身体的損傷に関して写実的、凄惨に描写されたメディア。 

  • 人の死の瞬間: 特定可能と判断できる人物が明らかに亡くなっている画像や動画、または特定可能な人物が殺害される描写のある画像や動画(故人の家族や法的代理人からの要請があった場合) 

  • 獣姦および屍姦: 人間と動物の性的行為または生きている人間と人間の死体の性的行為を描写したメディア。

また、暴力描写を含むメディアをライブ放送、プロフィール、ヘッダー、リストバナー画像またはコミュニティのカバー画像など、X上の非常に目立つ場所で共有することや、特定のユーザーを、望ましくない暴力的なメディアの表示対象に合意なく含めることも禁止されています。 

 

リーチの制限

暴力描写を含む以下のメディアは、閲覧したくないユーザーが見なくてもすむように、内容の警告を伴う適切なラベルが適用されていれば、ポストすることができます。なおこの設定により、未成年または18歳未満のユーザーには当該コンテンツは表示されなくなります。具体的には、以下などの刺激の強いメディアがこれに該当します。

  • 暴力的な犯罪や事故

  • 身体的な争い。

  • 体液(血液、排泄物を含む)。

  • 深刻な身体的危害(目に見える外傷を含む)。

  • 重傷を負った、または切断された動物。

  • 死、暴力、医療処置、深刻な肉体的損傷を生々しく描写しているものの、過度にグロテスクであるとまではいえない人間や動物のメディア。
  • 通常であれば削除対象となる、過度にグロテスクなメディアであっても、報道価値のある事件と関連している場合には、認知度を向上させたり、政治的行動を求めたりするため、プラットフォーム上に残す場合がありますが、そうしたメディアには内容の警告を伴う適切なラベルが適用されます。

 

許可されているコンテンツ 

Xは、何らかの措置を取る前に、コンテンツにまつわる文脈の微妙な独自性の評価と把握に努めています。そのため、以下に該当する場合など、一部の種類のメディアについてはこれを許可し、削除まはた制限は行いません。

  • 狩猟や釣り、食品の製造や処理、闘犬、または宗教上のいえにえの対象となった動物を描写した暴力的なコンテンツ。
  • 暴力を描写した絵画やイラストの芸術作品 
  • 傷痕、回復後の傷跡、縫合痕、人工装具など、身体的回復または医療に関するコンテンツ。
  • イベント、抗議行動、エンターテインメント、またはアートに使用される血糊。
  • 歴史書または博物館の静物画からのメディアを含む歴史的コンテンツ。
  • 禁止対象となる暴力描写を含むメディアの提示を伴わない爆発、論争、器物破損、監視メディア、または銃撃。

コンテンツの設定方法 

Xで刺激の強いメディアを定期的にポストしている場合、メディア設定の変更をお願いします。そうすることで、画像や動画の手前に内容の警告が表示され、ユーザーが同意しない限りメディアは表示されなくなります。個々のポストに1回限りのコンテンツの警告を追加することもできます。

18歳未満のユーザーや、プロフィールに誕生日を入力していない閲覧者がラベルをクリックしても、コンテンツは表示されません。年齢制限のあるコンテンツの詳細については、こちらをご覧ください。お客様が暴力描写を含むコンテンツのポストを、警告を追加せずに継続した場合、Xがお客様のアカウント設定を変更します。 

Xが指定する刺激の強いコンテンツに該当するポストには、(一般的なセンシティブなメディアラベルに代わり)メディアの内容に関する新しい警告が表示されるようになりました。メディアをポストする際、こうした新しい内容の警告が選択できる場合には、これまでと同様に必ず設定するようお願いいたします。

 

報告方法 

暴力描写を含むコンテンツにラベル付けがされていない場合や、その他の違反については、どなたでもアプリ内の専用報告手続きにより報告することができます。 

 

異議申し立て

Xの決定が誤っていると思われる場合、異議申し立てを行うことができます。